2010/11/21[ 時計修理 ]
セイコー腕時計の修理をしました。【分解掃除・部品交換など】
他店ご購入のセイコー・ハイブリット(SEIKO・HYBRID)のクォーツ式腕時計です。
他店で電池交換をしたところ、アナログ部分が動かず、液晶部分の一部表示しないで、電池交換代は請求されて、修理できないと断わられてしまったそうです。
しばらく放置していたそうですが、この修理日記を見てご来店。アナログ部分はコイルが切れていました。交換すれば動きそうです。デジタル部分は液晶パネルが劣化して表示しない部分があり交換しないと直りません。あっちこっち探したところ代替品ですが合う液晶パネルが見つかりました。
【用語解説】 分解掃除(オーバーホール)
時計の機械を分解し部品をチェックして洗浄し汚れを取り除き、注油、組立後、精度や防水機能・各種検査を行いコンディションを整える作業です。
【用語解説】 コイル
クォーツ時計の動力源です。時計の中に入っています。電流が流れ、電磁磁石になり、磁力でローター(磁石に歯車を付けた物)を回転させます。
【用語解説】 液晶パネル
液晶パネルは、普通は無色透明ですが、電圧を加えると不透明になります。この原理を利用したのが液晶パネルです。一般に、一つの数字に7つの部分(セグメント)から構成され、それぞれの部分に電気信号を送り数字を表示し、今の正確な「時刻」を知るのに優れています。
分解掃除(オーバーホール)、コイル交換、液晶パネル交換(代替品)、電池交換をしました。
修理金額は 13,000円(税込) 修理期間は 12日間でした。
定期的なお手入れをおすすめします!
腕時計を長年お使いになると内部部品の磨耗や汚れなどにより、駆動部の抵抗が大きくなり、腕時計の寿命を縮めてしまうことにもつながります。
定期的な分解掃除(オーバーホール)をおすすめします!
ここに掲載する修理事例は参考例として当店が修理した内容を掲載するものです。
同じメーカーや商品の修理であっても、修理品の状態や問題発生の状況などが異なれば修理内容や修理金額も違ってきます。
宝生堂では店頭持ち込み修理以外の受付をしておりません。
修理品の購入先、購入時期、使用状況、不具合の内容をお客様と確認しながら修理内容を決定し、修理金額などをご提案しております。
【違法商品・購入先不明・部品調達が出来ない場合などお断りする場合がございます】
この修理日記は2010/11/21に掲載の内容となります。
修理状況・修理料金が現在のものと異なる場合もありますのでご了承ください。