2011/03/27[ 時計修理 ]
セイコー腕時計の修理をしました。【分解掃除・部品交換】
他店ご購入、セイコー・ドルチェ(SEIKO・DOLCE)のクォーツ式腕時計です。
電池交換でご来店いただきましたが、交換しても動きませんでした。機械内部を調べたところコイルに不具合が見つかりました。また竜頭にも不具合があり分解掃除と一緒に交換をご提案。
【用語解説】 コイル
クォーツ時計の動力源です。時計の中に入っています。電流が流れ、電磁磁石になり、磁力でローター(磁石に歯車を付けた物)を回転させます。
【用語解説】 竜頭(リューズ)
主に時計の右サイドについているカレンダーや時間を動かす部品です。機械式はゼンマイの巻き上げにも使用します。通常は1段または2段引いて回し、カレンダー・日付・時間等の変更を行います。
【用語解説】 分解掃除(オーバーホール)
時計の機械を分解し部品をチェックして洗浄し汚れを取り除き、注油、組立後、精度や防水機能・各種検査を行いコンディションを整える作業です。
分解掃除(オーバーホール)、コイル交換、竜頭交換(代替品使用)、電池交換をしました。
修理金額は 15,000円(税込) 修理期間は 8日間でした。
定期的なお手入れをおすすめします!
腕時計を長年お使いになると部品や潤滑油の磨耗や汚れなどで駆動部の抵抗が大きくなり、腕時計の寿命を縮めてしまうことにもつながります。
定期的な分解掃除(オーバーホール)をおすすめします!
ここに掲載する修理事例は参考例として当店が修理した内容を掲載するものです。
同じメーカーや商品の修理であっても、修理品の状態や問題発生の状況などが異なれば修理内容や修理金額も違ってきます。
宝生堂では店頭持ち込み修理以外の受付をしておりません。
修理品の購入先、購入時期、使用状況、不具合の内容をお客様と確認しながら修理内容を決定し、修理金額などをご提案しております。
【違法商品・購入先不明・部品調達が出来ない場合などはお断りする場合がございます】
この修理日記は2011/03/27に掲載の内容となります。
修理状況・修理料金が現在のものと異なる場合もありますのでご了承ください。