2013/06/30[ 時計修理 ]
セイコー腕時計の修理をしました。【分解掃除・方式変更】
他店ご購入、セイコー(SEIKO)の自動巻き式腕時計です。
突然止まって動かないとご来店いただきました。
お話を聞いたところ購入以来一度もお手入れをしていないそうです。
機械内部を調べてみるとローター部分がサビでいました。
古い時計のため部品がなくお客様とご相談のうえ、自動巻きを諦めて手巻き部分のみを使用して手巻き式方式に変更して修理する事にしました。
【用語解説】 ローター
自動巻き式の部品のひとつで扇状の形をした回転式の錘のことです。
自動巻き時計は、腕を振るなどの振動を受けることでこの錘が回転し、ゼンマイを巻き上げるしくみになっています。
【用語解説】 分解掃除(オーバーホール)
時計の機械を分解し部品をチェックして洗浄し汚れを取り除き、注油、組立後、精度や防水機能・各種検査を行いコンディションを整える作業です。
自動巻き式から手巻き式への変更、分解掃除(オーバーホール)をしました。
修理金額は 15,000円(税込) 修理期間は 19日間でした。
定期的なお手入れをおすすめします!
腕時計を長年お使いになると部品や潤滑油の磨耗や汚れなどで駆動部の抵抗が大きくなり、腕時計の寿命を縮めてしまうことにもつながります。
定期的な分解掃除(オーバーホール)をおすすめします!
ここに掲載する修理事例は参考例として当店が修理した内容を掲載するものです。
同じメーカーや商品の修理であっても、修理品の状態や問題発生の状況などが異なれば修理内容や修理金額も違ってきます。
宝生堂では店頭持ち込み修理以外の受付をしておりません。
修理品の購入先、購入時期、使用状況、不具合の内容をお客様と確認しながら修理内容を決定し、修理金額などをご提案しております。
【違法商品・購入先不明・部品調達が出来ない場合などお断りする場合がございます】
この修理日記は2013/06/30に掲載の内容となります。
修理状況・修理料金が現在のものと異なる場合もありますのでご了承ください。