2019/11/07[ 時計修理 ]
セイコー腕時計の修理をしました。【分解掃除・二次電池交換】
他店ご購入、セイコー・スピリット・AGS(SEIKO・SPIRIT・AGS)の腕力発電腕時計です。
時計を使わなくなると、すぐに止まってしまうとの事でご来店。購入して16年前後経過しているため、二次電池の性能劣化が原因だと判断しました。二次電池はメーカー修理になるため「セイコーサービスセンター」に送ったところ、分解掃除(オーバーホール)とパッキン交換も必要との判断でした。
【用語解説】 二次電池
ソーラーパネルで発電した電気エネルギーを二次電池に蓄えて(充電)その電気エネルギーを利用して時計を動かすための電池です。
セイコーでは『2次電源』、シチズン・カシオでは『二次電池』と呼んでいますが、宝生堂では『二次電池』を基本的に使用します。
【用語解説】 分解掃除(オーバーホール)
時計の機械を分解し部品をチェックして洗浄し汚れを取り除き、注油、組立後、精度や防水機能・各種検査を行いコンディションを整える作業です。
【用語解説】 パッキン
パッキンは、防水性、部品の固定、竜頭やボタンの操作性などを保つため部品と部品との隙間にセットされるゴム製およびプラスチック製の部品です。
使用しているうちに温度や湿気、汚れの影響で弾力性が失われると、パッキンは本来の機能が保てなくなり、内部に湿気や水分、汚れが侵入します。
分解掃除(オーバーホール)、二次電池交換、パッキン交換をメーカー修理で行いました。
修理金額は 23,000円+税 修理期間は 38日間でした。
※メーカーやモデルによりましては二次電池交換ができない物がございます。
※2019年10月1日からの消費税率変更(8%→10%)に伴い、表記を外税表示へと変更させていただきました。以前の内税表示はその当時の消費税率に基づいての金額になっております。
定期的なお手入れをおすすめします!
腕時計を長年お使いになると部品や潤滑油の磨耗や汚れなどで駆動部の抵抗が大きくなり、腕時計の寿命を縮めてしまうことにもつながります。
定期的な分解掃除(オーバーホール)をおすすめします!
ここに掲載する修理事例は参考例として当店が修理した内容を掲載するものです。
同じメーカーや商品の修理であっても、修理品の状態や問題発生の状況などが異なれば修理内容や修理金額も違ってきます。
宝生堂では店頭持ち込み修理以外の受付をしておりません。
修理品の購入先、購入時期、使用状況、不具合の内容をお客様と確認しながら修理内容を決定し、修理金額などをご提案しております。修理金額の電話やメールなどでのお問い合わせは「修理品」を見ないと判断出来ませんのでご回答できません。店頭までご来店いただきますようお願いいたします。修理日記に修理の内容や金額・修理期間が記載されてますのでご参考にしてください。
違法商品・購入先不明・部品調達が出来ない場合などお断りする場合がございます。修理内容によっては、メーカー修理でのみの対応や修理受付不可の場合がございます。当社とお取引のないメーカーの修理はお断りする場合がございます。
この修理日記は2019/11/07に掲載の内容となります。
修理状況・修理料金が現在のものと異なる場合もありますのでご了承ください。